ポリブチレンテレフタレート(PBT)
■ポリブチレンテレフタレート(PBT,Polybuthyleneterephthalate)
- 加工品例(写真付き)
- 特性
- 融点は224℃でPETより低いが、常温での強靭さは同等である。
- PETと同様、フィルム,モノフィラメント,シート,繊維に加工でき、ガラス繊維で強化しなくてもある程度の強靭さが得られる。
- すぐれた耐疲労性をもち、耐熱性も良い。
- 耐磨耗性も良好で、自己潤滑性がある。
- PETより成形しやすく、吸水も少なく、耐酸・耐油性もよい。
- 電気特性にすぐれ、耐候性もよい。
- 耐熱水,耐アルカリ性は良くない。
- 塩素化炭化水素に侵される。
- 応用例
- 機械用途(自動車車体、リヤエンド、フロントフェンダ、ベゼル、キャブレタ、安全ベルト、ギヤ、カム、ガスキャップ、カメラ・時計のケース、事務用機器、ミシン部品、機械部品)
- 電気用途(電気工具、コネクタ、コイルボビン、スイッチ、ハウジング、バルブ、端子板)
- 日用品(建材部品、コンテナ)
- 主な原料メーカー <商品名>
- エンジニアリングプラスチックス(株) <バロックス>
- 大日本インキ化学工業(株) <プラナック、ダイコンプ>
- 帝人(株) <テイジン・PBT樹脂>
- 東洋紡績(株) <タフペット・PBT>
- ユニチカ(株)
- 東レ(株) <東レ・PBT樹脂>
- 三菱レイヨン(株) <タフペット・PBT>
- ポリプラスチックス(株) <ジュラネックス>
- 長瀬産業(株) <テナイト>
- 三菱化成工業(株) <ノバドゥール>
- 三井石油化学工業(株) <FR-PMT>
- 取扱い上の注意
- 成形前に充分乾燥する。(130℃,5時間)
- 成形は280℃以下で行い、金型温度は高いほうが良い。(80℃)
- 代表的物性
| PBT | 標準グレード | ガラス繊維 強化グレード |
|---|---|---|
| 比重 | 1.31 | 1.52 |
| 引張強さ(kg/cm2) | 560 | 1,400 |
| 引張伸び(%) | 360 | 4 |
| 衝撃強さ(kg・cm/cm) <アイゾット・ノッチ> | 5 | 8 |
| 硬度(ロックウエルR) | 118 | 121 |
| 熱変形温度(18.6kg/cm2) (℃) | 59 | 210 |
| 成形収縮率(%) | 1~2 | 0.4 |
| 吸水率(%) | 0.08 | 0.07 |
| 耐アーク性 D495(sec) | 130 | 140 |
| テーバー撃耗(CS-17mg/1,000回) | 11 | 16 |

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