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PEEKマシニング加工品|精密切削・高精度事例

- プラスチック加工品例 -

PEEKマシニング加工品|精密切削・高精度事例

この記事の要点

  1. PEEKの特性と用途:耐熱性・耐薬品性・寸法安定性・絶縁性に優れ、医療・半導体分野で多くの採用実績があります。
  2. マシニング加工の要点:目標面粗さや公差、バリ対策、熱収縮への配慮に加え、治具固定方法や切削条件のポイントを解説しています。
  3. 設計時の注意点:最小コーナーR、ねじ仕様、薄肉・長尺形状の反り対策、線膨張係数(CTE)を踏まえた組立公差の考え方を整理しています。
  4. 検査と品質保証:寸法測定・表面粗さ・初品検査から量産フローまで、トレーサビリティに配慮した品質保証体制について触れています。
  5. 関連情報PEEKの素材情報ページPEEK加工品一覧ページ見積依頼フォーム(図面アップロード可)主要設備一覧ページよくある質問ページ
PEEKマシニング加工品|12.7×60×119.5mm|細リブ0.5×2.6mm・M3タップ入り全体写真
PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)板材をマシニングセンターで精密切削した完成品全体。0.5mm幅×2.6mm高の細リブやM3タップを高精度に加工し、12.7×60×119.5mmの特注部品として仕上げました。

PEEKマシニング加工品|細リブ0.5×2.6mm・M3タップ部の拡大写真(12.7×60×119.5mm)
細リブ0.5mm幅×2.6mm高の切削部とM3タップ加工部を拡大。治具固定と多段切削で反りを抑え、PEEK特有の寸法安定性を活かした仕上げを実現しています。

PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)板材をマシニングセンター多工程の3次元精密切削加工
0.5mm幅×2.6mm高の細リブザグリ・タップを高精度に加工し、12.7×60×119.5mmの特注PEEK部品を製作。
耐熱性・耐薬品性・寸法安定性に優れ、半導体製造装置部品医療機器部品など、高要求分野に最適です。
小ロット(1個からの試作・特注部品)にも対応しており、これら高要求分野のPEEK加工でお役に立てます。

PEEKの特性・物性・グレードを体系的に確認 → PEEKの素材解説(特性・物性・用途)

加工形状や公差・面粗さの傾向を比較 → PEEK加工品の事例一覧


PEEK樹脂マシニング加工の詳細解説

本製品は、PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)の板材を使用し、マシニングセンターによる高精度な切削加工を施した特注精密部品です。お客様からご支給いただいたPDF図面に基づき、CAD/CAMシステムでNCプログラムを作成し、フルバックカッター(正面フライス、フェイスミル)、フラットエンドミル、ドリル、タップなど複数の工具を使い分けて、複雑な3次元形状を高精度に仕上げました。

PEEK樹脂は耐熱性、耐薬品性、機械的強度に優れたスーパーエンジニアリングプラスチックであり、金属代替としても注目されています。本製品では、平面切削、外径削り出し、四角穴加工、ザグリ段加工、リブ削り出し、ザグリ穴あけ、貫通穴あけ、タッピング加工など、多工程にわたる精密加工を一貫して実施しています。

▶ 他のPEEKマシニング加工事例も掲載しています。PEEKマシニング加工品の一覧ページをご覧ください。

PEEK樹脂マシニング加工工程ステップ

  1. 図面確認とCAD/CAMプログラム作成:お客様から支給されたPDF図面を詳細に確認し、加工内容を正確に把握。CAD/CAMソフトウェアを使用してNCプログラムを作成し、工具経路や切削条件を最適化します。
  2. 材料準備と治具設定:PEEK板材を必要な寸法に切断し、マシニングセンターのテーブル上に確実に固定。加工中の振動や位置ずれを防ぐため、適切なクランプ方法を選定します。
  3. 基準面の平面切削加工:フルバックカッター(正面フライス、フェイスミル)を使用して、製品の基準となる平面を高精度に仕上げます。この工程が後続加工の精度を左右します。
  4. 外径削り出し加工:フラットエンドミルを使用して、製品の外形輪郭を精密に削り出します。図面寸法に合わせて正確な形状を創出します。
  5. 四角穴加工:フラットエンドミルによるポケット加工で、指定された寸法の角穴を削り出します。コーナー部のR形状にも注意を払います。
  6. ザグリ段加工:段差部分をフラットエンドミルで精密に加工し、面取りや段付けを施します。組み付け時の座面として機能します。
  7. リブ削り出し加工:細い4本のリブをフラットエンドミルで高精度に削り出します。剛性を保ちながら軽量化を実現する重要な形状です。
  8. ザグリ穴あけ加工:ボルト頭などが収まるザグリ穴をフラットエンドミルで精密に加工します。深さと径の精度が求められます。
  9. 貫通丸穴あけ加工:ドリルを使用して、ザグリ穴の中央に貫通穴を加工します。真円度と位置精度を確保します。
  10. タッピング加工:タップを使用して、ねじ山を正確に切削します。PEEK樹脂の特性に合わせた送り速度で加工します。
  11. 糸面取り処理:全てのエッジに糸面取りを施し、バリを除去します。安全性と品質向上のための重要な仕上げ工程です。
  12. 最終検査と品質確認:ノギス、マイクロメーターなどの測定器を使用して寸法を検査し、図面通りに仕上がっているか確認して完成です。

PEEK樹脂切削加工で注意すべきポイント

  • 切削速度の最適化:PEEK樹脂は熱伝導率が低いため、高速切削では加工部が発熱しやすくなります。切削速度は50~150m/minを目安とし、素材の状態や工具摩耗を観察しながら調整します。
  • 送り速度の設定:送り速度が遅すぎると摩擦熱が発生し、速すぎると工具に負荷がかかります。0.05~0.2mm/刃程度を基準に、加工状況に応じて微調整します。
  • 工具の選定と管理:超硬合金製の鋭利な切れ刃を持つ工具を使用します。切れ味が落ちると加工面が荒れたり発熱したりするため、定期的な工具交換が重要です。
  • 切削油剤の使用:水溶性切削油やエアブローを使用して、切削熱を効果的に除去します。発熱を抑えることで、寸法精度の維持と工具寿命の延長が可能になります。
  • ワークの確実な固定:PEEK樹脂は金属に比べて剛性が低いため、加工中の振動や変形を防ぐために、適切な治具を使用して確実に固定します。
  • 切り込み深さの管理:一度に大きく切り込むと工具や素材に負担がかかるため、複数回に分けて徐々に削り込むことで、精度と仕上がり面を向上させます。
  • 加工順序の最適化:荒加工から仕上げ加工へと段階的に進め、最終的な寸法精度と面粗度を確保します。変形やひずみを最小限に抑える工夫が必要です。
  • 切りくずの除去:切りくずが加工面に付着すると傷の原因になるため、エアブローやブラシで適宜除去します。

本製品で使用したPEEK樹脂について

本製品には、PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)の板材を使用しています。PEEKはスーパーエンジニアリングプラスチックに分類される高性能樹脂で、優れた耐熱性、機械的強度、耐薬品性を兼ね備えており、航空宇宙、医療、半導体、自動車など幅広い分野で採用されています。

PEEK樹脂には、純PEEK(アンフィルド)のほか、ガラス繊維強化グレードカーボン繊維強化グレードPTFEや黒鉛を添加した摺動グレードなど、用途に応じた様々なバリエーションがあります。板材、丸棒、パイプなど形状も多彩で、お客様のニーズに最適な素材を選定できます。

▶ PEEK樹脂の詳しい特性や種類、加工事例については、PEEK素材解説ページをご覧ください。豊富な技術情報と加工実績をご紹介しています。

PEEK樹脂の特性と優位性

PEEK樹脂は、エンジニアリングプラスチックの中でも最高レベルの性能を誇るスーパーエンジニアリングプラスチックです。連続使用温度260℃という卓越した耐熱性を持ち、高温環境下でも機械的特性を維持します。

優れた機械的強度と剛性を備えており、引張強度は約90~100MPa、曲げ強度は約170MPaに達します。金属代替材料としても注目されており、軽量化とコストダウンを同時に実現できます。

耐薬品性にも優れ、酸、アルカリ、有機溶剤などに対して高い耐性を示します。医療機器や化学プラントなど、薬品に触れる環境でも安心して使用できます。

寸法安定性が高く、吸水率が非常に低い(0.5%以下)ため、湿度変化による寸法変化がほとんどありません。精密部品の素材として理想的な特性です。

摺動特性に優れ、自己潤滑性を持つため、無給油で使用できる軸受けやギアなどの部品に適しています。摩擦係数が低く、耐摩耗性も良好です。

耐放射線性を有しており、γ線やX線への耐性があるため、医療用滅菌処理や原子力関連の用途にも使用されています。

難燃性も特徴の一つで、UL94規格でV-0(最高レベル)を取得しており、航空機内装部品など安全性が求められる用途にも採用されています。

PEEK樹脂の主要特性(物性値)

特性項目 単位 数値
比重 1.30~1.32
引張強度 MPa 90~100
引張弾性率 GPa 3.6~4.0
曲げ強度 MPa 160~170
曲げ弾性率 GPa 3.8~4.2
圧縮強度 MPa 120~130
シャルピー衝撃強度(ノッチ付) kJ/m2 7~8
ロックウェル硬度 HRM 99~102
熱変形温度(1.82MPa) 315~320
連続使用温度 260
融点 343
線膨張係数 ×10-5/℃ 4.7~5.0
熱伝導率 W/(m·K) 0.25
吸水率(23℃、24時間) % 0.1~0.5
体積抵抗率 Ω·cm 1016
誘電率(1MHz) 3.2
難燃性(UL94規格) V-0

※上記数値は代表値であり、保証値ではありません。グレードや測定条件により変動する場合があります。

PEEK樹脂・他樹脂素材・金属素材との比較表と優位性分析

PEEK樹脂と他の代表的な素材を、機械的特性、耐熱性、コストなどの観点から比較しました。用途に応じた最適な素材選定の参考にしてください。

特性項目 PEEK PPS ポリイミド
(PI)
アルミニウム
(A5052)
ステンレス
(SUS304)
比重 1.31 1.35 1.43 2.68 7.93
引張強度(MPa) 95 75 85 195 520
引張弾性率(GPa) 3.8 3.3 3.0 70 193
連続使用温度(℃) 260 220 250
熱変形温度(℃) 315 260 360
吸水率(%) 0.5 0.02 0.4
耐薬品性
電気絶縁性 × ×
摺動特性
加工性
コスト指数 100 40 120 30 50
汎用性
加工品事例 PEEK加工品事例 PPS加工品事例 ポリイミド加工品事例

※コスト指数はPEEKを100とした相対値です。◎:非常に優れる、○:優れる、△:やや劣る、×:劣る

PEEK樹脂の優位性分析

上記の比較表から、PEEK樹脂の優位性として以下の点が挙げられます。

【軽量性と強度のバランス】
金属に比べて比重が1/2~1/6と非常に軽量でありながら、樹脂の中では高い機械的強度を持ちます。軽量化が求められる航空宇宙や自動車部品に最適です。

【卓越した耐熱性】
連続使用温度260℃と、他の汎用エンジニアリングプラスチックを大きく上回る耐熱性を持ちます。高温環境下での使用が可能で、金属代替としても有効です。

【優れた耐薬品性】
酸、アルカリ、有機溶剤に対して高い耐性を示し、化学プラントや医療機器など、薬品に触れる環境でも安定して使用できます。金属の腐食問題を解決できます。

【電気絶縁性と摺動特性】
優れた電気絶縁性を持ち、電気・電子部品に適しています。また、自己潤滑性による良好な摺動特性を持ち、無給油で使用できる軸受けやギアなどに適用できます。

【寸法安定性】
吸水率が非常に低く、湿度変化による寸法変化がほとんどありません。精密部品として長期間安定した性能を維持できます。

【金属代替によるコストメリット】
材料費は金属より高価ですが、軽量化、耐食性、加工性の良さにより、トータルコストでメリットが出る場合があります。特に小ロット生産では金型不要の切削加工が有利です。

PEEK樹脂の長所・短所分析

分類 内容
長所 ■ 卓越した耐熱性
連続使用温度260℃、熱変形温度315℃と非常に高く、高温環境下でも機械的特性を維持します。

■ 優れた機械的強度
引張強度95MPa、曲げ強度170MPaと、樹脂の中でもトップクラスの強度を誇ります。

■ 優れた耐薬品性
ほとんどの酸、アルカリ、有機溶剤に対して高い耐性を持ち、過酷な化学環境でも使用可能です。

■ 低吸水率と寸法安定性
吸水率0.5%以下と非常に低く、湿度変化による寸法変化がほとんどありません。

■ 優れた摺動特性
自己潤滑性を持ち、摩擦係数が低く耐摩耗性に優れるため、無給油で使用できます。

■ 電気絶縁性
体積抵抗率1016Ω·cmと高い絶縁性を持ち、電気・電子部品に最適です。

■ 生体適合性と滅菌耐性
医療用途に適した生体適合性があり、γ線滅菌やオートクレーブ滅菌に対応します。

■ 難燃性
UL94規格V-0(最高レベル)を取得しており、高い安全性を持ちます。
短所 ■ 高い材料コスト
スーパーエンジニアリングプラスチックの中でも高価な部類に入り、汎用樹脂の数十倍のコストがかかります。

■ 加工時の熱管理が必要
熱伝導率が低いため、切削加工時に発熱しやすく、適切な冷却と切削条件の管理が必要です。

■ 成形加工の難しさ
融点が343℃と高いため、射出成形には高温設備が必要で、加工コストが高くなります。

■ 衝撃強度の限界
シャルピー衝撃強度は7~8kJ/m2と、ポリカーボネートなどに比べるとやや低めです。

■ 入手性とリードタイム
特殊グレードや大型素材は納期がかかる場合があり、在庫確認が必要です。

■ 接着・溶着の難しさ
耐薬品性が高いため、一般的な接着剤では接着しにくく、特殊な方法が必要です。

PEEK樹脂加工でよくあるトラブルと当社の対策

PEEK樹脂の切削加工では、素材特性を理解した適切な対応が求められます。当社ではこれまでの豊富な加工経験をもとに、トラブルを未然に防ぐ対策を実施しています。

トラブル 主な原因 当社の対策
加工面の溶融・変色 切削速度が速すぎる、工具の切れ味不足、冷却不足による発熱 適切な切削速度の設定(50~150m/min)、鋭利な工具の使用、水溶性切削油による効果的な冷却
寸法精度の低下 加工熱による膨張、クランプ不足による振動、工具摩耗 段階的な加工と十分な冷却時間の確保、確実な治具固定、定期的な工具交換と測定
バリの発生 工具の切れ味不足、送り速度が速すぎる、切削条件の不適切 超硬合金製の鋭利な工具使用、適切な送り速度設定、最終工程での手作業による丁寧な糸面取り
ねじ山の破損 タップの選定ミス、送り速度の不適切、下穴径の誤差 PEEK専用のタップ選定、適切な送り速度と下穴径の管理、切削油の使用
工具寿命の短縮 不適切な切削条件、冷却不足、工具材質の選定ミス 超硬合金製工具の使用、最適な切削条件の設定、十分な冷却、定期的なメンテナンス
加工時の振動・ビビリ ワークの固定不足、工具の突き出しが長い、切り込みが深すぎる 適切な治具による確実な固定、工具突き出し長さの最小化、複数パスでの徐々な削り込み

PEEK樹脂加工でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。当社の技術スタッフが最適な加工方法をご提案いたします。

電話での問い合わせは 0553-33-6927 まで

当社のPEEK樹脂加工が活躍する分野

PEEK樹脂は、その優れた特性から航空宇宙、医療機器、半導体製造装置、自動車など、高い信頼性が求められる分野で幅広く採用されています。当社では、これらの分野向けに精密切削加工による特注部品を提供しており、お客様のご要望に合わせた小ロット対応も得意としています。

特に試作・開発分野では、図面から迅速に製品化できる切削加工の強みを活かし、プロトタイプ製作や少数生産に柔軟に対応いたします。本製品のような3次元の複雑形状の特注精密加工部品も、マシニングセンターによる高精度加工で実現可能です。

主な加工実績分野

■ 航空宇宙分野
構造部品、電気絶縁部品、内装部品、軸受け、ブッシュ
(軽量性、耐熱性、難燃性が求められる用途)

■ 医療機器分野
手術器具部品、滅菌トレイ、インプラント部品、歯科器具
(生体適合性、滅菌耐性、耐薬品性が必要な用途)

■ 半導体製造装置分野
ウエハーキャリア、治具部品、絶縁部品、搬送装置部品
(寸法安定性、耐薬品性、低アウトガスが求められる用途)

■ 自動車分野
エンジン周辺部品、ギア、軸受け、電装部品、燃料系部品
(耐熱性、耐摩耗性、軽量化が必要な用途)

■ 産業機械分野
軸受け、ギア、シール部品、ポンプ部品、バルブ部品
(摺動特性、耐薬品性、長寿命化が求められる用途)

■ 試作・開発分野
プロトタイプ部品、評価用サンプル、テスト治具、少量生産品
(小ロット対応、短納期、高精度が必要な用途)

PEEK樹脂加工のご相談、図面支給によるお見積りなど、まずはお気軽にお問い合わせください。

電話での問い合わせは 0553-33-6927 まで

よくある質問(FAQ)

PEEK樹脂加工に関して、お客様からよくいただくご質問をまとめました。

Q1. PEEK樹脂とはどのような素材ですか?

A1. PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)は、スーパーエンジニアリングプラスチックに分類される高性能樹脂です。連続使用温度260℃という卓越した耐熱性、優れた機械的強度、耐薬品性、寸法安定性を兼ね備えており、航空宇宙、医療機器、半導体製造装置など、高い信頼性が求められる分野で広く使用されています。

Q2. PEEK樹脂の加工は難しいですか?

A2. PEEK樹脂は熱伝導率が低く加工時に発熱しやすいため、適切な切削条件の設定が重要です。しかし、当社では豊富な加工経験をもとに、最適な切削速度、送り速度、工具選定、冷却方法を確立しており、高精度な加工を安定して実現しています。マシニングセンターによる精密切削加工が可能です。

Q3. 小ロット(1個から数個)でも対応可能ですか?

A3. はい、1個からでも対応可能です。切削加工は金型が不要なため、試作品や少量生産品、特注部品の製作に最適です。お客様からPDF図面をご支給いただければ、CAD/CAMでプログラムを作成し、迅速に加工いたします。小ロット対応は当社の強みの一つです。

Q4. 図面はどのような形式で提出すればよいですか?

A4. PDF形式の図面が最も一般的ですが、DXF、DWG、STEP、IGESなどのCADデータでもご対応可能です。2D図面、3D図面のいずれでも構いません。図面がない場合は、現物サンプルや手書きスケッチから当社でCAD図面を作成し、その内容を確認いただいたのちに製作を進めます。まずはご相談ください。

Q5. 納期はどのくらいかかりますか?

A5. 加工内容や数量、素材の在庫状況によって異なりますが、一般的な精密加工部品であれば、ご注文後5~7日程度で納品可能です。お急ぎの場合は、短納期対応も可能な場合がありますので、お問い合わせ時にご相談ください。素材の手配期間が別途必要になる場合もございます。

Q6. PEEK樹脂以外の樹脂素材も加工できますか?

A6. はい、各種エンジニアリングプラスチックの加工については、豊富な実績があります。PPSポリイミドPTFEPOMMCナイロンポリカーボネートアクリル塩化ビニルなど、幅広い樹脂素材の切削加工が可能です。用途に応じた最適な素材のご提案もいたしますので、お気軽にご相談ください。

Q7. ガラス繊維強化PEEKやカーボン繊維強化PEEKも加工できますか?

A7. はい、強化グレードのPEEK樹脂の加工も可能です。ガラス繊維やカーボン繊維を添加したグレードは、さらに高い強度や剛性が得られますが、工具摩耗が激しくなるため、適切な工具選定と加工条件の管理が必要です。当社では強化グレードの加工実績も豊富にございます。

Q8. 加工精度はどの程度まで対応できますか?

A8. マシニングセンターによる精密加工により、一般公差±0.1mm、精密公差±0.05mm~±0.02mm程度まで対応可能です。より厳しい公差が必要な場合は、加工方法や測定方法を工夫することで対応できる場合もありますので、図面の公差をご確認の上、お問い合わせください。

Q9. PEEK樹脂とPPS樹脂の違いは何ですか?

A9. どちらもスーパーエンジニアリングプラスチックですが、PEEKの方が耐熱性が高く(連続使用温度PEEK:260℃、PPS:220℃)、機械的強度も優れています。一方、PPSの方が材料コストは安価です。用途や使用環境、コストを総合的に考慮して素材を選定することをお勧めします。

Q10. 見積りは無料ですか?

A10. はい、お見積りは無料です。PDF図面またはCADデータをお送りいただければ、加工内容を確認の上、お見積書を作成いたします。図面がない場合でも、仕様をお伺いして概算見積りを提示することも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

Q11. PEEK樹脂は医療用途に使用できますか?

A11. はい、PEEKは生体適合性があり、医療機器や医療用インプラントに使用されています。γ線滅菌、オートクレーブ滅菌にも対応しており、手術器具部品、歯科器具、インプラント部品などに広く採用されています。医療用途での使用実績も豊富にございます。

Q12. タッピング加工やねじ切り加工は可能ですか?

A12. はい、タップ加工(めねじ)およびねじ切り加工(おねじ)に対応しています。PEEK樹脂は比較的硬い素材ですが、適切なタップやダイスを使用し、正確な下穴径と送り速度で加工することで、高品質なねじ山を形成できます。M1からM40程度まで幅広いサイズに対応可能です。

ご注文から納品までの流れ

  1. お問い合わせ・図面支給
    お問い合わせメールフォームまたはお電話(0553-33-6927)・FAX(0553-32-1502)にて、加工のご相談をいただきます。PDF図面やCADデータをお送りいただければ、より正確なお見積りが可能です。
  2. 図面確認と加工内容の検討
    ご支給いただいた図面を詳細に確認し、加工方法、使用素材、納期、コストを検討いたします。不明点や確認事項がある場合は、お客様にご連絡いたします。
  3. お見積書の作成と提出
    加工内容に基づいてお見積書を作成し、メールまたはFAXにてご提出いたします。納期やご要望事項も明記いたします。
  4. ご注文書の受領
    お見積り内容にご了承いただけましたら、ご注文書をお送りください。正式にご発注を受領した時点で、加工準備を開始いたします。
  5. 材料手配とCAD/CAMプログラム作成
    必要な素材を手配し、CAD/CAMシステムでNCプログラムを作成します。工具経路や切削条件を最適化し、高精度な加工を実現します。
  6. マシニング加工の実施
    マシニングセンターを使用して、精密な切削加工を行います。工程ごとに寸法を確認しながら、図面通りの形状に仕上げます。
  7. 仕上げ処理と最終検査
    糸面取りなどの仕上げ処理を施し、ノギス他の各種測定器で最終寸法検査を実施します。品質を確認して完成です。
  8. 梱包と納品
    製品を丁寧に梱包し、ご指定の納品先へお届けいたします。納品書、検査成績書などの書類も添付いたします。

まとめ

PEEK樹脂は、卓越した耐熱性、機械的強度、耐薬品性を兼ね備えたスーパーエンジニアリングプラスチックであり、航空宇宙、医療機器、半導体製造装置など、高い信頼性が求められる分野で幅広く採用されています。当社では、マシニングセンターによる高精度な切削加工技術と豊富な経験をもとに、3次元複雑形状の特注精密部品を確実に製作いたします。

本製品のように、フルバックカッター、フラットエンドミル、ドリル、タップなど複数の工具を使い分けた多工程加工にも対応しており、平面切削、外径削り出し、四角穴加工、リブ削り出し、ザグリ穴あけ、タッピングなど、あらゆる加工ニーズにお応えします。小ロット(1個から)の試作・開発案件も得意としており、お客様のご要望に柔軟に対応いたします。

PEEK樹脂加工では、素材特性を理解した適切な切削条件の設定が重要です。当社では、切削速度や送り速度の最適化、鋭利な工具の使用、効果的な冷却など、長年の加工ノウハウを活かして、高品質な製品を安定して提供しています。加工時のトラブルを未然に防ぎ、お客様に満足いただける製品をお届けすることをお約束します。

図面支給による特注加工、素材選定のご相談、加工方法のご提案など、PEEK樹脂加工に関することなら何でもお気軽にお問い合わせください。当社の技術スタッフが、お客様の課題解決に向けて最適なソリューションをご提案いたします。

株式会社三森製作所は、樹脂加工のプロフェッショナルとして、お客様のものづくりをサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

電話での問い合わせは 0553-33-6927 まで



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