
テフロン切削加工品
- プラスチック加工品例 -
テフロン切削加工品


テフロン切削加工品です。
外寸は15mm×20mm×20mm。
テフロン(Teflon、PTFE)の板を、マシニングセンターにより切削加工で仕上げています。
(※これまで作ったテフロン切削加工製品はこちら → テフロン切削加工品)
(※詳しい素材情報はこちら → ふっ素樹脂(テフロンほか))
テフロン(PTFE)切削加工の詳しい解説
本製品は、テフロン(PTFE)板材を使用し、マシニングセンターによる精密切削加工で製作しました。外形加工から丸棒削り出し、穴あけ加工まで、精度と仕上がりの美しさを重視しています。
加工では、まず外形をフルバックカッター(正面フライス、フェイスミル)で切削加工し、その後フラットエンドミルで高さ方向に丸棒形状を削り出します。中央部にはドリルで貫通穴を加工し、最後にフラットエンドミルで4箇所の丸穴あけ加工しました。こうして、寸法精度と表面品質を確保した精密切削加工を行っています。
▶ これまで作ったテフロン切削加工製品はこちら → テフロン切削加工品
加工工程ステップ
- 板材の固定と位置決め
- フルバックカッター(正面フライス、フェイスミル)で外形加工
- フラットエンドミルにて高さ方向の丸棒削り出し加工
- ドリルによる中央へのザグリ穴と貫通穴あけ
- フラットエンドミルにて4箇所の丸穴あけ切削加工
- バリ取りと検査
加工上のポイント
- PTFE特有の低摩擦性により、刃物の逃げやビビりを防ぐために刃物形状と切削条件を最適化
- 寸法安定性を確保するため、加工熱を抑える加工条件を採用
- 切りくずが長く絡みやすいため、加工方法を工夫し、またエアブローで効率的に排出
テフロン(PTFE)とは
テフロンは、米デュポン社(現ケマーズ社)の登録商標で、正式な素材名はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)です。耐熱性・耐薬品性・非粘着性に優れ、非常に滑りやすい表面特性を持ちます。
融点が高く、-200℃〜260℃の広い温度範囲で性能を維持できます。
ほとんどの化学薬品に侵されず、絶縁性も極めて高いため、電気・化学分野で多用されます。
食品接触にも安全とされ、食品機械部品にも採用されています。
「テフロン」は商品名であり、同等素材は「PTFE」と呼ばれます。
「テフロン」と「PTFE」の違い
「テフロン」は米国デュポン社(現ケマーズ社)の登録商標であり、同社製PTFE製品のブランド名です。一方「PTFE」は素材の正式名称(ポリテトラフルオロエチレン)であり、メーカーを問わず同一の化学構造を持つフッ素樹脂を指します。
PTFEの特徴とバリエーション
PTFEは、超低摩擦係数・優れた耐薬品性・高い耐熱性を持つ高機能なフッ素樹脂です。バリエーションには以下があります。
- 純PTFE:最も一般的なグレード
- ガラス繊維充填PTFE:寸法安定性と耐摩耗性向上
- 炭素繊維充填PTFE:耐摩耗性・熱伝導性向上
- ブロンズ充填PTFE:耐荷重性・耐摩耗性向上
PTFEの長所と短所
| 長所 | 短所 |
|---|---|
| 極めて低い摩擦係数 | 機械的強度が低め |
| 優れた耐薬品性 | 加工が難しい(切削条件が限定される) |
| 広い使用温度範囲 | 摩耗しやすい場合がある |
| 優れた電気絶縁性 | 接着性が低い |
PTFEの用途例
- 化学プラントのシール・パッキン
- 食品機械の摺動部品
- 半導体製造装置部品
- 電気絶縁部品
- ライニング材
PTFEの主な物性値
| 項目 | 数値 | 単位 |
|---|---|---|
| 比重 | 2.15 | g/cm³ |
| 引張強さ | 20〜30 | MPa |
| 伸び | 200〜400 | % |
| 使用温度範囲 | -200〜260 | ℃ |
| 絶縁破壊強さ | 60 | kV/mm |
| 摩擦係数 | 0.04 | – |
PTFE・他樹脂素材・金属素材の比較
| 素材 | 耐熱性 | 耐薬品性 | 摩擦係数 | 機械的強度 |
|---|---|---|---|---|
| PTFE | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| POM | ○ | △ | ○ | ◎ |
| PPS | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
| ステンレス | ◎ | ○ | △ | ◎ |
この比較から、PTFEは耐薬品性・耐熱性・低摩擦性で他素材を大きく上回ることがわかります。
よくあるご質問(FAQ)
- Q1. テフロンとPTFEは同じですか?
- A1. はい、同じ化学物質を指す場合が多いですが、テフロンは商品名です。
- Q2. PTFEは食品機械に使えますか?
- A2. はい、安全性が高く、食品衛生法にも適合します。
- Q3. 高温でも使えますか?
- A3. 最大260℃まで使用可能です。
- Q4. 接着はできますか?
- A4. 接着剤が効かず、接着が困難な素材です。機械的結合(ボルト止めなど)が推奨されます。
- Q5. 他素材との摩擦比較は?
- A5. 摩擦係数は約0.04で、非常に低いです。
- Q6. 加工は難しいですか?
- A6. はい、低剛性(柔軟性が高い)素材のため、適切な固定方法と切削条件の最適化が求められます。
- Q7. 耐薬品性は?
- A7. ほとんど全ての薬品に耐性があります。
- Q8. 在庫サイズはどの程度ありますか?
- A8. 板材・丸棒材ともに、ある程度のサイズを持っています。
お見積もりから発注までの流れ
- お問い合わせフォームまたはお電話でご依頼内容を確認
- 図面・仕様のご提出
- お見積書のご提示
- 納期・条件の最終確認
- ご発注
- 製作・検品・納品
まとめ
PTFE(テフロン)は、耐薬品性・耐熱性・低摩擦性に優れた高機能樹脂であり、化学・食品・電気分野など幅広く利用されています。本製品のような精密切削加工には高度な技術が必要ですが、その特性を活かすことで高性能な部品が実現します。
当社はPTFE加工に豊富な実績があり、お客様の用途に合わせた最適な加工方法をご提案します。
図面支給での一点物から小ロット生産品まで、柔軟に対応可能です。
精度・品質にこだわるPTFE加工は、ぜひ当社にお任せください。
PTFE加工に関するご相談やお見積もりは、下記よりお気軽にご連絡ください。
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