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塩ビ(PVC)切削加工|硬質PVC・3軸マシニング加工事例

- プラスチック加工品例 -

塩ビ(PVC)切削加工|硬質PVC・3軸マシニング加工事例

この記事の要点

  1. 素材:グレー硬質PVC(板材)を使用、3軸マシニングで削り出し。
  2. 工程基準面フライス→反転固定→仕上げの順で精度を確保。
  3. 形状3枚羽+内側R中央止まり丸穴を精密加工。
  4. 仕上げバリ取り・糸面取り・寸法検査で外観と組付け性を両立。
  5. 関連情報:PVC加工の工程解説・素材特性・他素材との比較・FAQなどを、PVC加工品一覧ページPVC素材解説ページ見積・相談フォーム(図面添付可) から辿れるようにしています。
グレー硬質PVC板(20t)から削り出し 外寸17t×25×40mm 3枚羽+内側R+中央止まり丸穴
20t厚グレー硬質PVC板を3軸マシニングで削り出し、外寸17t×25×40mmに仕上げた3枚羽+内側R+中央止まり丸穴加工部品。

PVC切削部品 内側R形状+中央止まり丸穴の仕上がり クローズアップ
内側R形状と中央止まり丸穴を小径エンドミルで精密加工。バリ取りと糸面取り処理で組付け性も向上。

塩ビ(PVC)の切削加工でお困りなら、多穴・薄肉・大径穴まで安定対応します。
白化やバリの抑制±0.02mm目安の寸法管理、治具固定による薄肉安定化など、樹脂特性に合わせた条件最適化で品質を確保。
治具・配管フランジ・電装カバーなどの小ロット短納期もご相談ください。
図面や用途をお知らせいただければ、最適な加工方法をご提案します。


塩ビ(PVC)切削加工の詳細解説

本製品は、お客様支給のPDF図面に基づき、硬質塩化ビニル樹脂(PVC)板材を3軸マシニングセンターで精密加工した特注部品です。3枚羽形状と内側R形状、中央止まり丸穴を持つ複雑な形状を、±0.02mm以内の高精度で実現しています。

当社では、フルバックカッター(正面フライス)による基準面加工から始まり、フラットエンドミルによる段階的切削、そして小径エンドミルでの精密R加工まで、工程ごとに最適な工具を選定。塩ビ樹脂特有の「溶融チップ付着」や「熱変形」を防ぐため、切削速度・送り速度・工具形状を厳密に管理しています。

▶ 他のPVC(塩ビ)加工事例も掲載しています。PVC加工の一覧ページをご覧ください。

塩ビ(PVC)加工工程ステップ

  1. 図面確認とCAD/CAMプログラミング
    お客様支給の紙図面をデジタル化し、3次元CADモデルを作成。形状や寸法公差を確認後、マシニングセンター用のNCプログラムを生成します。
  2. 素材の固定と基準面加工
    塩化ビニル樹脂板材をマシニングセンターのテーブルに確実に固定。フルバックカッター(正面フライス・フェイスミル)を使用して基準面を平面加工し、加工の基準となる面を精密に仕上げます。
  3. ワークの反転と再固定
    加工済みの基準面を利用して、ワークを正確に反転・再固定。この工程が後の加工精度を決定するため、慎重に位置決めを行います。
  4. 3枚羽形状の粗加工
    フラットエンドミルを使用し、大まかな形状を削り出します。この段階では仕上げ代を残し、加工負荷を分散させることで熱変形を防ぎます。
  5. 3枚羽形状の仕上げ加工
    粗加工後、切削条件を調整して仕上げ加工を実施。指定寸法まで精密に仕上げ、表面粗さも規定値内に収めます。
  6. 内側R形状の精密加工
    羽の内側部分を滑らかなR形状に加工。小径のエンドミルを使用し、工具径路を細かく制御することで、美しい曲面を実現します。
  7. 中央止まり丸穴の加工
    指定寸法の止まり丸穴を切削加工。深さ管理を徹底し、図面指示通りの寸法精度を確保します。
  8. バリ取りと糸面取り処理
    手作業による丁寧なバリ取りと糸面取り処理を実施。見た目の美しさだけでなく、組み立て時の安全性も考慮した仕上げを行います。
  9. 寸法検査と品質確認
    完成品の寸法を測定器具で検査し、図面指示通りに仕上がっているか確認。合格した製品のみを出荷します。

塩ビ(PVC)切削加工で注意すべきポイント

  • 切削速度の管理:塩ビ樹脂は熱伝導率が低いため、高速切削すると切削熱が蓄積し、溶融や変形の原因となります。当社では切削速度を80~150m/minの範囲で管理し、素材の状態を見ながら最適値を設定しています。
  • 送り速度の調整:送り速度が遅すぎると摩擦熱で溶融し、速すぎると欠けや割れが発生します。0.1~0.3mm/刃程度の送り量で、安定した切削を実現しています。
  • 工具選定(すくい角・逃げ角):塩ビ樹脂の切削には、すくい角を大きく取った超硬エンドミルが適しています。当社ではすくい角15~20度の工具を使用し、切削抵抗を低減。また、逃げ角も十分に確保することで、工具との摩擦熱を抑制しています。
  • 切削油剤の使用:塩ビ樹脂の切削では、水溶性切削油またはエアブローによる冷却が効果的です。当社では素材の状態に応じて、適切な冷却方法を選択しています。
  • 固定方法の工夫:塩ビ樹脂は比較的柔らかいため、過度な締め付けは変形の原因となります。当社では樹脂製クランプや治具を使用し、ワークに均等な力を加えることで、変形を防止しています。
  • 切り屑の除去:切り屑が再溶着すると表面品質が低下します。エアブローや吸引装置で切り屑を迅速に排出し、クリーンな加工環境を維持しています。
  • 工具摩耗の監視:工具が摩耗すると切削抵抗が増加し、発熱や寸法精度の低下につながります。当社では定期的な工具交換と検査を実施し、常に最良の状態で加工を行っています。

本製品で使用した塩化ビニル樹脂(PVC)について

本製品には、硬質塩化ビニル樹脂(硬質PVC)の板材を使用しています。硬質PVCは、可塑剤を含まない塩化ビニル樹脂で、剛性・耐薬品性・電気絶縁性に優れた工業用プラスチックです。

塩化ビニル樹脂には、硬質PVC以外にも、軟質PVC(可塑剤入り)塩ビ発泡板透明PVCなど、用途に応じた多彩なバリエーションがあります。板材・パイプ材・棒材など、形状のラインナップも豊富です。

塩化ビニル樹脂の詳しい特性や種類、グレードの違いについては、「樹脂加工ドットコム」の塩化ビニル樹脂(PVC)素材解説ページをご覧ください。

塩化ビニル樹脂(PVC)の特性と優位性

塩化ビニル樹脂(PVC)は、汎用エンジニアリングプラスチックの中でも特に広く使用されている素材です。以下のような特徴を持っています。

  • 優れた耐薬品性:酸・アルカリ・塩類など、多くの化学薬品に対して高い耐性を示します。化学プラントや実験装置の部品として広く採用されています。
  • 高い電気絶縁性:体積抵抗率が1014Ω·cm以上と非常に高く、電気絶縁材料として優れた性能を発揮します。電気・電子機器の部品に最適です。
  • 難燃性:自己消火性を持ち、燃えにくい特性があります。火災安全性が求められる用途に適しています。
  • 加工性の良さ:切削加工・接着・溶接など、多様な加工方法に対応可能です。複雑形状の部品製作にも適しています。
  • コストパフォーマンス:比較的安価でありながら、実用的な機械的強度と耐久性を備えています。コスト重視のプロジェクトにも対応できます。
  • 寸法安定性:吸水率が低く、湿度変化による寸法変化が少ない素材です。精密部品の材料として信頼性があります。

塩化ビニル樹脂(PVC)の主要特性(物性値)

特性項目 単位 硬質PVC(代表値)
密度 g/cm3 1.38~1.50
引張強度 MPa 40~60
曲げ強度 MPa 80~120
引張弾性率 GPa 2.4~3.5
シャルピー衝撃強度 kJ/m2 20~100
熱変形温度(0.45MPa) 65~75
線膨張係数 ×10-5/K 5~8
吸水率(24時間) % 0.04~0.4
体積抵抗率 Ω·cm >1014
誘電率(1MHz) 3.0~3.5

塩化ビニル樹脂(PVC)と他素材との比較表・優位性分析

塩化ビニル樹脂(PVC)と、他の代表的な樹脂素材2種類(アクリル・ポリカーボネート)、金属素材2種類(アルミニウム・ステンレス)を比較した物性表を以下に示します。

特性項目 硬質PVC アクリル
(PMMA)
ポリカーボネート
(PC)
アルミニウム
(A5052)
ステンレス
(SUS304)
密度 (g/cm3) 1.38~1.50 1.18~1.20 1.20~1.22 2.68 7.93
引張強度 (MPa) 40~60 60~75 60~70 195~230 520~750
引張弾性率 (GPa) 2.4~3.5 2.8~3.2 2.0~2.4 70 193
熱変形温度 (℃) 65~75 90~105 130~140
耐薬品性
電気絶縁性 × ×
難燃性 ×
切削加工性
コスト指数 1.0 1.2~1.5 2.5~3.0 2.0~2.5 4.0~5.0
汎用性
加工品事例 PVC加工品事例 アクリル加工品事例 ポリカーボネート加工品事例

※ ◎:非常に優れる、○:優れる、△:やや劣る、×:劣る

比較表から見る塩化ビニル樹脂(PVC)の優位点

コストパフォーマンスの高さ:硬質PVCは、アクリルやポリカーボネートと比較して材料コストが低く、金属素材と比べても大幅に安価です。コスト指数1.0を基準とすると、ポリカーボネートは2.5~3.0倍、ステンレスは4.0~5.0倍のコストがかかります。大量生産や予算制約のあるプロジェクトに最適です。

優れた耐薬品性:多くの酸・アルカリ・塩類に対して高い耐性を持ち、ステンレスと同等レベルの耐薬品性を誇ります。アクリルは有機溶剤に弱く、アルミニウムは強酸・強アルカリに侵されやすいため、化学薬品を扱う環境では硬質PVCが有利です。

自己消火性による安全性:硬質PVCは難燃性が高く、自己消火性を持つため、火災リスクの低減に貢献します。アクリルは可燃性が高く、火災安全性が求められる用途では使用に制限があります。

電気絶縁性と軽量性の両立:体積抵抗率が1014Ω·cm以上と非常に高く、電気絶縁材料として優れた性能を発揮します。また、金属素材と比較して密度が約1/2~1/6と軽量であり、軽量化が求められる用途に適しています。

切削加工の容易性:硬質PVCは切削加工性に優れ、複雑形状の部品も比較的容易に製作できます。ポリカーボネートやステンレスは加工時の工具摩耗や切削抵抗が大きく、加工コストが高くなる傾向があります。

塩化ビニル樹脂(PVC)の長所・短所分析

評価項目 長所(優れた特性) 短所(留意すべき特性)
機械的特性 実用的な強度と剛性を備え、多くの用途に対応可能 金属やポリカーボネートと比較すると強度は劣る
耐薬品性 酸・アルカリ・塩類に対して優れた耐性を持つ ケトン類や一部の有機溶剤には溶解・膨潤する
耐熱性 常温環境下では安定した寸法精度を維持 熱変形温度が65~75℃と低く、高温環境には不向き
電気特性 体積抵抗率1014Ω·cm以上の優れた絶縁性 静電気が発生しやすく、帯電防止対策が必要な場合がある
難燃性 自己消火性があり、火災安全性に優れる 燃焼時に塩化水素ガスを発生する可能性がある
加工性 切削加工・接着・溶接など多様な加工方法に対応 高速切削時に溶融しやすく、切削条件の管理が必要
コスト 比較的安価で入手しやすく、コストパフォーマンスが高い 特殊グレード(高透明・高耐衝撃)はコストが上昇
寸法安定性 吸水率が低く、湿度変化による寸法変化が少ない 線膨張係数がやや大きく、温度変化で寸法が変わりやすい

塩化ビニル樹脂(PVC)加工でよくあるトラブルと当社の対策

塩化ビニル樹脂の切削加工では、素材特有のトラブルが発生することがあります。当社では長年の経験とノウハウにより、これらのトラブルを未然に防ぎ、高品質な製品を安定して供給しています。

トラブル 主な原因 当社の対策
溶融チップの付着 切削速度が速すぎる、切削油剤の不足、工具の摩耗 適切な切削速度の設定(80~150m/min)、水溶性切削油の使用、定期的な工具交換
寸法精度の低下 切削熱による熱変形、固定不良、工具のたわみ 段階的切削による発熱抑制、適切な固定治具の使用、工具剛性の確保
表面粗さの悪化 工具の摩耗、送り速度の不適切、びびり振動 シャープな切れ刃を持つ工具の選定、最適な送り速度の設定、剛性の高い固定
欠けや割れの発生 送り速度が速すぎる、工具の刃先が鈍い、切り込み量が過大 適切な送り速度の管理、シャープな工具の使用、段階的な切り込み
バリの発生 工具の摩耗、送り速度の不適切、工具の刃先形状 定期的な工具交換、適切な送り速度の設定、手作業による丁寧なバリ取り
固定痕の残存 過度な締め付け、固定位置の不適切 樹脂製クランプの使用、固定位置の最適化、均等な締め付け力の管理

塩化ビニル樹脂の切削加工でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。図面を拝見し、最適な加工方法をご提案いたします。

当社の塩化ビニル樹脂(PVC)加工が活躍する分野

塩化ビニル樹脂の切削加工は、その優れた耐薬品性・電気絶縁性・難燃性を活かし、幅広い産業分野で採用されています。当社では、本製品のような特注精密加工部品を、お客様の図面に基づいて1個から製作可能です。

化学プラント・薬液処理装置:耐薬品性を活かした槽・配管部品・バルブ部品など
電気・電子機器:絶縁部品・端子台・コネクタ部品・スイッチボックスなど
半導体製造装置:薬液配管部品・治具・固定具など
食品・医薬品製造装置:耐薬品性を要求される搬送部品・治具など
実験・分析機器:耐薬品性槽・試験治具・分析装置部品など
建築・設備機器:難燃性を活かした配線カバー・ダクト部品など

また、当社では試作・開発分野にも対応しており、小ロット1個からの製作が可能です。新製品開発や実験用試作品の製作にも、柔軟に対応いたします。

主な加工実績分野

✓ 化学プラント向け耐薬品性部品
✓ 半導体製造装置向け精密部品
✓ 電気絶縁部品・端子台
✓ 実験装置・分析機器部品
✓ 食品製造ライン部品
✓ 試作・開発用1個からの特注部品
✓ 3軸マシニング対応の複雑形状部品

図面がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。材質・加工方法・納期・コストについて、最適なご提案をさせていただきます。

お問い合わせメールフォーム

電話での問い合わせは 0553-33-6927 まで

よくある質問(FAQ)

Q1. 塩化ビニル樹脂(PVC)の切削加工は1個から対応可能ですか?

A1. はい、1個からの小ロット対応が可能です。試作品や開発用途、交換部品など、少量生産にも柔軟に対応いたします。お客様支給の図面に基づいて精密加工を行いますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q2. 硬質PVCと軟質PVCの違いは何ですか?

A2. 硬質PVCは可塑剤を含まない樹脂で、剛性が高く、耐薬品性・電気絶縁性に優れています。一方、軟質PVCは可塑剤を多く含み、柔軟性がありますが、機械的強度は低くなります。当社の切削加工では、硬質PVCを扱っています

Q3. 塩化ビニル樹脂の加工で最も注意すべき点は何ですか?

A3. 切削熱による溶融と変形です。塩化ビニル樹脂は熱伝導率が低いため、切削熱が蓄積しやすく、高速切削では溶融チップが工具に付着したり、ワークが熱変形したりします。当社では、適切な切削速度・送り速度の管理と、水溶性切削油による冷却で、これらのトラブルを防止しています。

Q4. 複雑な3次元形状の加工も可能ですか?

A4. はい、3軸マシニングセンターや同時5軸制御マシニングセンターを使用し、複雑な3次元切削加工に対応しています。本製品のような3枚羽形状や内側R形状、止まり穴加工など、精密な形状加工が可能です。CAD/CAMシステムを活用し、図面通りの高精度加工を実現します。

Q5. 塩化ビニル樹脂はどのような薬品に耐性がありますか?

A5. 塩化ビニル樹脂は、酸(硫酸・塩酸など)、アルカリ(水酸化ナトリウムなど)、塩類、アルコール類、水など、多くの化学薬品に対して優れた耐性を持っています。ただし、ケトン類(アセトン・MEKなど)や芳香族炭化水素(トルエン・キシレンなど)には溶解・膨潤しますので、使用環境に応じた材質選定が重要です。

Q6. 加工精度はどの程度まで対応できますか?

A6. 一般的な公差は±0.1mm程度ですが、加工条件や形状によっては±0.05mm~±0.02mm程度までの高精度加工も可能です。図面に記載された公差に応じて、最適な加工方法と工程を設計いたします。精度要求が厳しい場合は、事前にご相談ください。

Q7. 納期はどのくらいかかりますか?

A7. 製品の形状や数量、加工の複雑さによって異なりますが、一般的には受注後5~7日程度です。簡単な形状で少量の場合は、より短納期での対応も可能です。お急ぎの場合は、お問い合わせ時にご相談ください。

Q8. 塩化ビニル樹脂は屋外での使用に適していますか?

A8. 硬質PVCは一般的に屋外での使用が可能ですが、長期間の紫外線暴露により変色や劣化が進行する場合があります。屋外使用を想定される場合は、UV安定剤入りのグレードや表面処理をご検討ください。用途に応じて最適な材質をご提案いたします。

Q9. どのような図面形式に対応していますか?

A9. PDF図面、DXF/DWGファイル、紙図面など、さまざまな形式に対応しています。2D図面はもちろん、3D CADデータ(STEP・IGESなど)にも対応可能です。図面の形式についてご不明な点がありましたら、お問い合わせ時にご相談ください。

Q10. 塩化ビニル樹脂とアクリル樹脂はどちらを選ぶべきですか?

A10. 用途によって異なります。耐薬品性や難燃性が必要な場合は塩化ビニル樹脂が適しています。一方、透明性や表面硬度が求められる場合はアクリル樹脂が有利です。コスト面では塩化ビニル樹脂が安価です。使用環境や要求特性に応じて、最適な素材をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

Q11. 接着や溶接による組み立ても可能ですか?

A11. はい、塩化ビニル樹脂は接着剤による接着肉盛りする溶接接合が可能です。当社では切削加工をメインに行っていますが、組み立てが必要な場合は接着加工溶接加工を行っています。組み立て工程が含まれる場合は、お問い合わせ時にご相談ください。

Q12. 見積もりに必要な情報は何ですか?

A12. 図面(寸法・公差・数量が記載されたもの)、使用する素材の種類・グレード必要数量をお知らせください。図面がない場合でも、スケッチや写真、参考サンプルなどから製作可能な場合もありますので、まずはお問い合わせください。

お問い合わせから納品までの流れ

  1. お問い合わせ・図面支給
    お問い合わせメールフォームまたはFAX(0553-32-1502)にて、図面をご支給ください。PDF図面、DXF/DWGファイル、紙図面など、各種形式に対応しています。
  2. 図面確認・技術検討
    ご支給いただいた図面を確認し、加工方法・素材選定・製作可否について技術的な検討を行います。不明点がある場合は、お客様に確認させていただきます。
  3. 見積書作成・提出
    加工内容・数量・納期に基づき、お見積書を作成してご提出いたします。内容をご確認いただき、ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。
  4. 注文書受領・製作開始
    お客様より注文書を受領後、直ちに製作を開始いたします。CAD/CAMプログラミング、素材手配、加工準備を行います。
  5. 切削加工・品質検査
    3軸マシニングセンターで精密切削加工を実施。加工完了後、寸法検査・外観検査を行い、図面通りに仕上がっているか確認します。
  6. 梱包・出荷・納品
    検査に合格した製品を丁寧に梱包し、指定の納品先へ出荷いたします。納品書を添えてお届けします。

まとめ

塩化ビニル樹脂(PVC)は、優れた耐薬品性・電気絶縁性・難燃性を持ち、コストパフォーマンスに優れた工業用プラスチックです。化学プラント、電気・電子機器、半導体製造装置など、幅広い産業分野で採用されています。

当社では、3軸マシニングセンターによる精密切削加工で、お客様支給の図面に基づいた特注部品を1個から製作いたします。本製品のような3枚羽形状や複雑なR形状、止まり穴加工など、高度な加工技術で対応可能です。

塩化ビニル樹脂の切削加工では、切削熱による溶融や変形が課題となりますが、当社では長年の経験とノウハウにより、適切な切削条件と工具選定で高品質な製品を安定して供給しています。

試作・開発分野にも対応しており、小ロット生産や短納期案件にも柔軟に対応いたします。図面がございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

株式会社三森製作所は、樹脂切削加工の専門企業として、お客様の製品開発と製造をサポートいたします。塩化ビニル樹脂をはじめとする各種樹脂素材の加工実績が豊富にございますので、安心してお任せください。

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