樹脂加工ドットコム |
プラスチック精密切削加工専門メーカーの三森製作所

プライバシーポリシー | お見積もり・ご注文お問い合わせ

樹脂加工ドットコム

  • プラスチック精密切削加工 ・プラスチック彫刻加工
  • プラスチック接着加工 ・プラスチック溶接加工 ・プラスチック曲げ加工

お問い合わせはこちら

樹脂加工ドットコム > プラスチック加工品 > PES樹脂加工品

PES樹脂加工品

- プラスチック加工品例 -

PES樹脂加工品

【PES樹脂加工品】

PES樹脂加工品

【PES樹脂加工品】

PES樹脂加工品

PES樹脂加工品です。
外寸は9t×71mm×76mm。
溝加工、島残し加工、穴あけ加工、タップ加工(ねじ穴)など、様々な加工が行われています。

PES樹脂は、非常に高い耐熱性や強度を持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。
高温下でも安定し、電気・電子、医療、自動車など多岐にわたる分野で活用されています。
耐薬品性にも優れ、精密部品に適した素材です。

なお、PES樹脂は優れた耐熱性と強度を持つため、精密な分野で多用されますが、加工時には熱による変形に注意が必要です。
適切な工具と冷却方法を選び、適切な加工条件を選択することで、溶着や変形を防ぎ、高い精度と良好な表面品質を得られます。
効果的な冷却も重要で、エアブローやクーラントなどで温度上昇を抑えれば、寸法安定性と良好な表面品質を維持できます。

(※これまで作ったPES樹脂加工製品はこちら → PES樹脂加工品)
(※詳しい素材情報はこちら → ポリエーテルスルホン,ポリエーテルサルホン(PES樹脂、ペス))

 

PES樹脂加工の詳細解説

マシニングセンターによる精密切削加工技術

PES樹脂の精密切削加工は、高度な技術と経験が必要な特殊加工です。当社では、高精度なマシニングセンターを使用して、溝加工島残し加工穴あけ加工タップ加工などの複雑な形状も高精度で実現しています。

溝加工では、エンドミルを使用して正確な深さと幅の溝を加工します。PES樹脂は熱に敏感なため、適切な切削速度と送り速度の設定が重要です。島残し加工では、材料を無駄にしないよう計算された工具パスで、必要な部分だけを残して周囲を切削します。

穴あけ加工では、ドリルによる正確な穴径と深さを実現。タップ加工では、PES樹脂の特性を考慮した工具を使用し、ねじ山の欠けや変形を防ぎ、確実なねじ穴を加工します。

加工時の重要なポイント

冷却方法が加工品質を大きく左右します。PES樹脂はガラス転移温度が230℃と高いものの、加工時の発熱により軟化や変形の可能性があります。そのため、エアブローやクーラントによる効果的な冷却を行い、寸法安定性良好な表面品質を維持します。

工具選択も重要で、PES樹脂の加工に適した切削工具を選定。切削条件の最適化により、バリの発生を最小限に抑え、表面粗さを抑えた高品質な仕上げを実現します。


PES樹脂(ポリエーテルスルホン)の詳細解説

PES樹脂の基本特性

**PES樹脂(ポリエーテルスルホン)**は、スーパーエンジニアリングプラスチックの代表格で、優れた耐熱性高い機械的強度優秀な電気特性を併せ持つ高性能材料です。

**連続使用温度180℃**という高い耐熱性を持ち、短時間であれば200℃以上の環境でも使用可能。透明性に優れ、琥珀色の美しい外観を持つため、見た目も重要な用途に適しています。

耐薬品性も優秀で、強酸・強アルカリ有機溶剤油脂類に対して高い耐性を示します。また、寸法安定性に優れ、長期間の使用でも変形しにくい特性があります。


PES樹脂の長所・短所比較表

特性 長所 短所
耐熱性 連続使用温度180℃、短時間200℃以上可能 高温加工時の熱変形に注意が必要
機械的強度 高い引張強度(85MPa)、曲げ強度(130MPa) 衝撃強度は他のエンプラと比較してやや劣る
電気特性 優秀な絶縁性、低誘電率 静電気が発生しやすい
耐薬品性 強酸・強アルカリ・有機溶剤に優秀な耐性 一部の極性溶媒に溶解する場合がある
寸法安定性 優秀な寸法安定性、低い線膨張係数 急激な温度変化時は注意が必要
加工性 精密切削加工が可能 加工時の発熱管理が重要
コスト 長期使用での経済性 初期材料費が高い

PES樹脂の使用シチュエーション・具体的用途

医療・ヘルスケア分野

  • 人工透析装置の膜支持体
  • 血液浄化装置の部品
  • 医療機器ハウジング
  • 滅菌可能な医療器具

電気・電子分野

  • 絶縁部品
  • コネクタハウジング
  • プリント基板
  • 電子部品の保護カバー

自動車分野

  • エンジンルーム内部品
  • 燃料系統部品
  • 電装部品
  • 高温環境下のセンサー類

航空宇宙分野

  • 機内設備部品
  • 電子機器筐体
  • 耐熱性が求められる構造部品

食品・化学工業分野

  • 食品加工機械部品
  • 化学プラント機器
  • 高温滅菌が必要な部品
  • 耐薬品性が求められる配管部品

PES樹脂の主な物性値

物性項目 単位 数値 特徴
密度 g/cm3 1.37 軽量性に優れる
引張強度 MPa 85 高い機械的強度
曲げ強度 MPa 130 優秀な曲げ特性
曲げ弾性率 GPa 2.6 高い剛性
シャルピー衝撃強度 kJ/m2 6.5 適度な靭性
連続使用温度 180 高い耐熱性
ガラス転移温度 230 高温での形状安定性
線膨張係数 10??/℃ 5.4 優秀な寸法安定性
体積抵抗率 Ω・cm 101? 優秀な絶縁性
誘電率 3.5 低誘電率
吸水率 % 0.43 低吸水性

素材比較表 – PES樹脂の優位性

特性 PES樹脂 PEEK PPS PC ステンレス アルミニウム
耐熱性 ◎ 180℃ ◎ 250℃ ◎ 220℃ △ 120℃ ◎ 高温OK ◎ 高温OK
機械的強度 ◎ 85MPa ◎ 100MPa ○ 65MPa ○ 60MPa ◎ 500MPa以上 ○ 270MPa
電気絶縁性 ◎ 優秀 ◎ 優秀 ◎ 優秀 ◎ 優秀 × 導電性 × 導電性
耐薬品性 ◎ 優秀 ◎ 優秀 ◎ 優秀 △ 限定的 ○ 良好 △ 腐食あり
軽量性 ◎ 1.37g/cm3 ○ 1.32g/cm3 ○ 1.35g/cm3 ◎ 1.20g/cm3 × 7.9g/cm3 ○ 2.7g/cm3
加工性 ◎ 精密加工可 ○ 加工可 ○ 加工可 ◎ 加工容易 ○ 加工可 ◎ 加工容易
コスト ○ 中程度 △ 高価 ○ 中程度 ◎ 安価 ○ 中程度 ◎ 安価

PES樹脂の優位点

  1. 高い耐熱性 – 180℃の高温に耐える
  2. 優秀な電気絶縁性 – 金属では実現できない絶縁特性
  3. 軽量性 – 金属の約1/2~1/6の重量
  4. 優れた耐薬品性 – 多くの化学物質に対して安定
  5. 精密加工対応 – 複雑形状の高精度加工が可能

よくあるご質問(FAQ)

Q1:PES樹脂の加工で最も注意すべき点は何ですか?

A1: 加工時の発熱管理が最も重要です。PES樹脂は高い耐熱性を持ちますが、切削時の摩擦熱により軟化や変形が起こる可能性があります。適切な冷却最適な切削条件の設定により、高品質な仕上げを実現できます。

Q2:PES樹脂の最小加工精度はどの程度ですか?

A2: 当社では**0.01mm単位で管理する高精度加工を行っています。温度管理専用工具の使用により、寸法安定性に優れた製品を製作できます。

Q3:他のスーパーエンプラと比較してPES樹脂の特徴は?

A3: PES樹脂の特徴は優れた耐熱性です。**連続使用温度180℃**という高い耐熱性を持ち、短時間であれば200℃以上の環境でも使用も可能です。

Q4:PES樹脂は医療機器に使用できますか?

A4: はい、使用できます。生体適合性に優れ、高温滅菌が可能なため、医療機器医療器具に広く使用されています。特に人工透析装置血液浄化装置の部品として実績があります。

Q5:PES樹脂の耐薬品性はどの程度ですか?

A5: PES樹脂は強酸・強アルカリ・有機溶剤に対して優秀な耐性を示します。pH1~13の範囲で安定して使用でき、化学プラント食品加工機械の部品として信頼性の高い材料です。

Q6:小ロット生産は可能ですか?

A6: はい、1個からでも対応可能です。試作品から小ロット生産まで、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応いたします。短納期にも極力対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

Q7:PES樹脂の保管時の注意点はありますか?

A7: 直射日光を避け、常温での保管を推奨します。紫外線により黄変する場合があるため、遮光した場所での保管が理想的です。湿度管理も重要で、吸湿を防ぐことで加工精度を維持できます。

Q8:加工費用の目安を教えてください。

A8: 加工費用は形状の複雑さ加工精度数量により変動します。お見積もりは無料で承っておりますので、図面をお送りいただければ詳細な費用をお知らせいたします。コストダウン提案も積極的に行っています。


製品製作依頼を考えている方へ

・ 設計段階でのコスト削減ポイント

  1. 内角部のR形状 – 内角に隅Rを考慮したR形状を付けることで、工具負荷を軽減し、加工時間短縮によるコスト削減が可能です。
  2. 穴径の標準化φ3.0、φ5.0、φ6.0など、標準的な穴径を使用することで、専用工具の費用を抑えられます。
  3. 深さの最適化穴深さは穴径の3倍以下に設定することで、安定した加工が可能で、品質向上コスト削減を同時に実現できます。

・ 納期短縮のコツ

  • DXF、DWG、STEP、IGESファイルなどのCADデータ支給により、データ変換時間を削減
  • 公差範囲の適正化 – 必要以上に厳しい公差設定を避けることで加工時間短縮
  • 材料在庫確認 – 事前に材料在庫を確認することで材料調達期間を短縮

・ 品質向上のための提案

  • 加工方向の検討繊維方向を考慮した加工方向の設定により強度向上
  • 表面処理の選択 – 用途に応じた表面粗さ仕上げ方法の提案
  • 検査項目の明確化 – 重要な寸法項目の優先順位付けにより効率的な品質管理

・ まとめ発注のメリット

  • 複数部品の同時発注によりセットアップ時間を分散し、単価削減
  • 材料の有効活用により材料費削減
  • 配送費の削減により総コスト削減

まとめ

PES樹脂(ポリエーテルスルホン)は、高い耐熱性優秀な機械的特性を併せ持つスーパーエンジニアリングプラスチックです。医療電子自動車航空宇宙など、高度な性能が求められる分野で幅広く活用されています。

当社では、高精度なマシニングセンター熟練の技術者により、PES樹脂の精密切削加工を高品質で実現しています。溝加工島残し加工穴あけ加工タップ加工など、複雑な形状も**0.01mm単位の精度管理**で製作します。

1個から小ロット生産まで、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応いたします。材料特性を活かした設計提案コスト削減提案も積極的に行っています。

PES樹脂加工に関するご相談やお見積もりを承っております。図面データをお送りいただければ、詳細なお見積もりと技術的なご提案をさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせメールフォーム

 

[ ]