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PPS加工品

- プラスチック加工品例 -

PPS加工品

【PPS加工品】

PPS加工品

【PPS加工品】

PPS加工品

PPS加工品です。
外寸は25mm×39mm×60mm。
CADデータをCADCAMに取り込み、それをNCデータに落として加工データを作成し、マシニングセンタにて3次元加工いたしました。
外Rの曲線を出すために、ボールエンドミルを使用して、精密切削加工で仕上げています。

PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂は、熱変形温度が260℃と高く、非常に耐熱性が優れています。
また、耐薬品性にすぐれ、剛性も高く、高温下での機械的性質の低下が少ない素材です。

(※これまで作ったPPS加工製品はこちら → PPS加工品)
(※詳しい素材情報はこちら → ポリフェニレンサルファイド (フォートロン,テクトロン,ライトン,PPS,Polyphenylenesulfide))

 

PPS(ポリフェニレンサルファイド)の精密切削加工について詳しく解説します

当社では、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂を使用した精密部品の切削加工を行っています。本製品は、マシニングセンターを用いて、ボールエンドミル、フラットエンドミル、ドリルなどの刃物を組み合わせ、3次元形状を高精度に削り出しています。切削工程では、素材の変形やバリを最小限に抑える加工条件を追求し、要求される寸法公差や面粗度にも的確に対応しています。

PPS樹脂の特徴と加工上のポイント

PPSは、耐熱性・耐薬品性・寸法安定性・機械的強度に優れたスーパーエンプラ(高機能樹脂)です。連続使用温度は200℃前後に達し、酸・アルカリ・有機溶剤などに対する耐性も高いため、過酷な環境でも形状や性能を保持します。

加工においては、硬度と脆さを併せ持つ性質から、刃物の選定や加工条件に工夫が必要です。特に仕上げ面の滑らかさや、熱膨張による寸法変動を抑えるノウハウが重要となります。当社では、これまでの豊富な実績をもとに、PPSの特性を最大限に活かした加工技術を確立しています。

PPSが活用される分野と用途事例

PPSはその高機能性から、以下のような産業分野で広く利用されています。

  • 自動車部品(電装部品、燃料系部品、センサーケースなど)
  • 電気・電子部品(コネクタ、絶縁体、精密スイッチ部品)
  • 産業機械部品(バルブ、シール部品、摩耗部品)
  • 医療機器関連(滅菌可能な部品、薬品に強い部材)

特に金属では重すぎる・腐食する、汎用樹脂では強度が足りないといった場面で、PPSの特性が活かされます。

PPSと他素材との比較と優位性

材料 耐熱性 耐薬品性 寸法安定性 加工性 コスト
PPS ◎(200℃) ○(専用ノウハウ必要)
PEEK ◎(250℃) △(難削)
PA(ナイロン) △(100℃前後)
金属(SUS等) △(加工コスト高)

PPSは「高機能 × 加工しやすさ × コストバランス」に優れた樹脂素材であり、試作から量産まで幅広く対応可能です。

PPS切削加工をご検討中の方へ

  • 「図面がないが、試作品を作ってほしい」
  • 「他社で断られた複雑形状を相談したい」
  • 「樹脂と金属の置き換えを検討している」

このようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。当社では、素材選定から加工方法の提案、試作対応、量産体制の構築まで、一貫してサポートいたします。

また、PPS以外にもPEEK、POM、MCナイロン、PTFEといった高機能樹脂の切削加工にも対応しております。最適な素材選定と加工方法のご提案が可能です。

 

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