ニデックが共同で新素材開発
東海日日新聞 - 2008年8月27日
蒲郡市拾石町の眼科医療機器メーカー「ニデック」(小澤素生社長)はこのほど、京都工芸繊維大学大学院との共同研究で新素材「ハイブリッドコーティング剤(複合塗布材料)」を開発したと発表した。
同大大学院の山田保治教授と共同開発したのは、石油化学製品のアクリル系樹脂と、窯業材料のシリカなどの無機材を分子レベルで複合化したもの。表面硬度がガラス並みで、透明性や耐久性に優れている。
樹脂同様にどんな形にも成型できる可塑性があることから、各種ディスプレーや光学材料、眼鏡レンズ、フィルムなどの分野での利用が期待されている。水族館の水槽などにも適しているという。
開発は、同社が眼科医療機器と並んで培ってきた光学レンズなどのコーティング技術の応用で、これまでにIT(情報技術)分野へも進出している。
ハイブリッドコーティング剤については現在、実用化に向けた試作品の評価段階だが、評価が固まれば多方面での利用が広がるとみられている。