再生プラスチックでコスト削減=自動車業界、品質も向上
USFL.COM - 2008年8月14日
石油価格の高騰で、自動車業界は燃費改善を上回るグリーン化努力を求められている。新たに脚光を浴び始めているのが、再生プラスチックだ。
デトロイト・フリー・プレスによると、自動車業界は、販売業績の低迷に加え、スチール、アルミニウム、プラスチックといった主要素材の価格高騰にも圧迫されている。メーカーや部品会社は、すでにリサイクルが進んでいる金属に加え、プラスチックの再生にも注目し始めた。
再生プラスチックは、新しい素材1ポンドに対して数セントから半額の節約になるが、品質が劣化するため、100%再生素材を使用するのは難しい。バンパーの場合、再生プラスチックは20%使用される。
ミシガン州フリントのACIプラスチックスでは、廃車部品、不良品のバンパ−やダッシュボード、切断機械にたまったプラスチックの破片や粉まで回収している。これらを細かく刻んで塗料をはがし、単独もしくは合成して使用できる再生プラスチックの小球に加工する。ACIの売上は1700万ドル。08年は20%の成長を見込んでいる。
内装部品のインターナショナル・オートモーティブ・コンポーネントは、部品の色を変える時に鋳造装置から出して廃棄していた20ポンドのプラスチック厚板の再生を開始した。大き過ぎるという理由で埋め立て地に送っていたが、今は薄く削って部品に再利用している。
フォードは、バッテリ鋳物からの再生素材を、フェンダー・ライナーに使用している。GMは、ペットボトルをカーペットやフロアマットに使用し、ポンティアック「G8」に搭載した。GMC「アケイディア」では、外付けミラーに再生ナイロンを利用した。
品質向上とリサイクル業界の発達で、再生素材はますます経済的になるとみられている。