製造業、値上げ広がる 原燃料高止まらず
日本経済新聞 - 2008年8月2日
製品やサービス価格の上昇が広がっている。原材料や燃料価格の上昇が続いているためで、値上げ幅を広げたり、対象品目を増やしたりしている。一方で、コスト低減により価格を据え置き、顧客の囲い込みにつなげる取り組みもみられる。
宇部興産は1日、自動車部品(燃料チューブ、ブレーキチューブなど)や運動靴などに使われている樹脂「ナイロン12」を今年3月に続いて再値上げした。値上げ幅は1キログラムあたり80円(約7―8%)と、3月の50円を上回った。
食品トレー最大手のエフピコは8月21日出荷分から総菜向け透明容器や白色トレーの10―15%の値上げを求め、スーパーなど大口需要家との交渉に入った。主原料の発泡ポリスチレンシートの値上がり分を転嫁する。値上げは昨年11月以来となる。
萩原工業はブルーシートなどの合成樹脂製品を7月21日出荷分から10―15%値上げした。原料のポリエチレンやポリプロピレンがナフサ(粗製ガソリン)高で値上がりし、副原料や副資材の価格も上がっているため、上昇分を転嫁する。