三菱化学、高機能樹脂の新設備稼働を延期
日本経済新聞 - 2008年7月18日
三菱化学は18日、黒崎事業所(北九州市)で7月に予定していた高機能樹脂ポリカーボネートの新設備の稼働を11月以降に延期すると発表した。主用途のCD向けの不振などで製品市況が低迷、原油価格の高騰が重なり採算が悪化したため。同樹脂は三菱化学の戦略事業の1つだが、急激な原燃料高で生産調整を強いられた。
稼働を延期する新設備の生産能力は年6万トンで、約250億円を投じて3月に完成し試運転なども終えていた。11月以降も事業環境が改善しない場合はさらに稼働を先延ばしする。
同社は三菱ガス化学と連携してポリカーボネートを国内外4拠点で生産し、世界シェアは10%強の4位。新設備が稼働すれば総生産能力は15%増の年46万トンになる予定だった。中国でも10年に新設備の稼働計画があるが、現時点で予定は変更しない。