名古屋)東洋電機、機能性樹脂増産 車向け、ライン増設
日経ネット中部版 - 2008年7月16日
制御機器メーカーの東洋電機は、軽量で強度が高いなどの特徴がある機能性樹脂を増産する。今夏に工場の生産ラインを増設する。マンション販売の落ち込みで主力の国内向けエレベーターセンサーが伸び悩んでいることを受けて、自動車メーカーを中心に需要が増えている機能性樹脂の生産に力を入れる。
ラインを増設するのは樹脂事業を手掛ける子会社、東洋樹脂(愛知県小牧市)の工場。約1億5000万円を投じて、押出機や周辺設備などからなる機能性樹脂の生産ラインを一つ増やし、三ラインとする。生産能力は15%増える見込み。
機能性樹脂は、樹脂にガラスファイバーなどを入れて堅さを持たせたものや、炭素を混ぜて導電性を持たせたものなどがある。自動車のダッシュボードやドアノブなどへの需要が高まっていることを受けて増産する。
生産能力の増強で、自動車メーカー向けの受注を増やし、樹脂事業で2008年3月期に約5億7000万円だった売上高を今期は6億6000万円に増やすことを目指す。
同社では今後、大学などの公共研究機関などと連携し、植物性樹脂など環境に配慮した樹脂の研究開発も進めていく。