鉄鋼など素材産業の生産が回復している。日本鉄鋼連盟(鉄連)が18日発表した1月の粗鋼生産量は、3カ月連続で前年同月を上回り、石油化学工業協会(石化協)が同日発表した石油化学製品の基礎原料であるエチレンの生産量も、6カ月連続で前年実績を上回った。水道管などに使う塩化ビニール樹脂の出荷も上向いている。中国を中心としたアジア向け輸出が堅調なのに加え、落ち込んでいた内需が戻り始めたことが要因だ。
1月の粗鋼生産量は前年同月比36.8%増の872万3000トン。前月比では2.5%減だったものの、6カ月連続で800万トン台に乗せた。鋼種別にみると、幅広い用途で使用される普通鋼は、33.9%増の694万4000トン、自動車などに使う特殊鋼は48.9%増の177万9000トンと、大幅に前年を上回った。
中国の旺盛な需要を背景に、アジア向け輸出が好調だったことが主因。鉄連では、「一昨年のリーマン・ショック以降の減産の反動もあるが、輸出を中心に回復している。内需も自動車向けを中心に回復している」とみている。
また、1月のエチレン生産量は33.7%増の67万トン。エチレンプラントの稼働率も前月比1ポイント上昇し97.1%と、9カ月連続で9割を超えた。液晶テレビなど家電製品に使うポリスチレンの輸出も前年同月比で2倍以上伸びた。
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